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鍼灸は本当に効くのか?①

" 健康の情報発信 "

2018年2月24日

鍼灸は効くのか?というのは長らく議論されてきた話かと思います。また様々な鍼灸師ブログで取り上げられてきたこの話題に、あえてチャレンジしてみようと思います。

 

 

結論から書くと、

鍼灸で治ったという事例が実際にあります。

鍼灸で治らなかった事例が実際にあります。

ただ、現代医学にも昔はわからなかったけど、科学が進み検査の精度が上がった結果、わかり治療に結びついた事例はたくさんあります。

 

つまり、現時点で治療の科学的根拠がわからないからと言って「効かない」と決めつけるのはもったいない。

 

 

では、いろんな状況を整理してみますね。

現在日本において、医師が医療の分野の頂点にいるといっても過言ではないと思います。立場的に様々な医師と話す機会が多いので話を聞いてみると、「鍼灸なんて効くのかい?」という懐疑的な意見が多く聞かれます。それとは逆に、鍼灸治療を自分で受け、自分でも勉強し、患者に勧める医師少数ながらいるもの現実です。

 

確かに医療とは根拠に基づいた治療であることを前提とするならば、鍼灸には今まで明確な根拠はなかったかもしれません。

しかし忘れてはならないのが、今病院で受けている治療には必ずしも根拠があるものばかりではないことを忘れてはいけません。

これは現代医療を批判するのではなく、医療そのものが常に発展途上であり、新しい発見をするために多くの臨床医や研究者が日夜頑張っていることに感謝をしたいと思います。

 

 

 

では今までの鍼灸治療が科学的根拠に結びつきにくかった理由を考えてみましょう。

 

 

 

そもそも胃痛=胃が原因と言い切れるわけではありませんが、あくまで例なので簡略化したものと考えます。

 

  • 治療効果があるものを狙った場所に実施できるか?

例:胃痛

現代医学→胃薬を飲んでしっかり胃袋に入ったのか?

鍼灸医学→鍼が狙った経穴(ツボ)にあたったのか?

体表や筋肉に鍼やお灸をしてなぜ胃痛が治るのか?

 

  • 再現性はあるのか?

例:胃痛

現代医学→同じ胃薬を処方したのか?

鍼灸医学→同じ鍼灸刺激が同じ場所に行われているのか?

 

  • 数値化できるのか?

例:胃痛

現代医学→胃カメラで見たら胃潰瘍があった。

鍼灸医学→ない。

 

 

まずは鍼灸師側の状況から分析してみます。

  1. 同じ経穴(ツボ)を認識しているのか?
  2. 同じ技術で鍼を刺しているのか?(深さや方向・刺激の量等)
  3. 経穴(ツボ)は、すべての人にとって共通の位置にあるのか?
  4. 数値化できるものはあるのか?

 

まずは1~3について考えてみます。2006年に、WHOとWPRO(西太平洋地域事務局)の主催による9カ国2組織が参加して経穴部位国際標準化公式会議がつくば市の国際会議場で開催されました。発言権のある参加者、日本、中国、韓国、モンゴル、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、アメリカ合衆国、英国と2組織から計20名でした。この会議で、日・中・韓で検討してきた経穴部位案が正式に決定されました。

つまり、すべての人にとって経穴(ツボ)とは同じ場所にあるとされました。

 

しかし、「会議」というものを経験したことがある人ならわかるかと思いますが、全ての人にとって満足のいく結果にはなかなかならないものです。

「まぁ、この結果なら妥協できるか」と「世界標準は必要」この二つが合わさったものだと私は考えます。

現に、「世界標準は決まっているけどこの経穴はこの場所にとったほうが良い」という鍼灸師の意見はよく聞きます。

 

 

Dについては、現時点の医療機器を使った結果数値化できるものもあるということになりますが、鍼灸師が気軽にそういった医療機器を使える環境にあるかは別問題です。

 

 

次に医学全体的な側面で考えてみます。

現代医学の歴史は100年未満と現役の医師が言っていました。非常に定義があいまいのため真偽のほどは定かではありません。

人間有史以来医学は常に人間の傍にあり、様々な形で存在してきました。その中には術や祟りなども含まれております。

しかし、この辺りまで記述をすると収拾がつかなくなってしまうのでまたの機会にします。

 

医学の父 ひぽくらてす さん

 

 

現代医学も東洋医学も世界中にある様々な医学の一部分に過ぎません。日本では国民皆保険(医療保険)があるため、医学の中心は現代医学となります。病院の治療において、東洋医学の認められている部分は非常に狭いものとなっています。

 

日本の医療は基本的に医師の指示のもと行われるように設計してあります。その中で鍼灸師の行う東洋医学はある意味で異質なものとなっております。当然現代医学に比べ研究をして根拠づけをする人たちの絶対数も違うため、科学的根拠が乏しくなりがちかと思います。

 

次に現代医学について考えてみます。

どの医学においても言えることかもしれませんが、常に発展途上の技術であるという前提を理解していなくてはいけません。

例えば、胃がんとピロリ菌の関係で話をしますと、ピロリ菌が胃がんの原因での一部であり、ピロリ菌を除菌すると胃がんになる確率を減らすことができるというのが今までの定説でした。しかし最近の研究では、胃がんとはあまり関係ががないという研究結果も出てきています。

 

 

結論を繰り返しますが、

「現時点で解明されていない」≠「治療効果がない」

ではありません。

 

 

 

長いのでいったん切ります。

 

 

 

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