アトピー性皮膚炎の症例

症例44 多くのアレルギーがあり、汗とストレスで症状が悪化する症例 10代 女性

来院:2021年7

症状が強いところ 背中・膝裏・肘
症状悪化 2021年1月頃
治療期間(頻度) 2か月(1回/1週~3週)
治療回数 6回
治療終了後 終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 80.6点 6.5点
かゆみ 80.6点 6.5点
熱感 0点 0点

→ 

→ 

病状と来院理由

小さいころからアトピーであったが、半年前から症状が悪化した。皮膚科に通っても改善なく、アトピー専門の当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

治療の初期から治療方針がぶれずに経過良く改善した症例。問診と触診から明らかに特徴的であったため、アレルギーの治療とお腹の調整、体の軸の調整のみを行った。結果3回目の治療ではほぼかゆみを感じなくなり傷もない状態。それ以降は治療間隔を広げかゆみのない体を認識できたため治療終了となる。

考察

アトピーは基本的に全身の乱れから皮膚に症状が出ていることが多い。この症例はアトピー症状の原因となるのものが複雑ではなく、わかりやすい状態だったため早期に治療を終えることができた。現時点ではすべての方にこのような病態変化が起こるわけではない。今後も研究し、少しでも多くの症例に対し、このくらいのスピード感を持って症状が変化できるようにしていきたい

症例43 ステロイドを使って症状が悪化した経験がある症例 10代 男性

来院:2021年6

症状が強いところ 腕・膝裏・鼠経
症状悪化 2021年4月頃
治療期間(頻度) 2週間(1回/週)
治療回数 3回
治療終了後 終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 81.7点 47.3点
かゆみ 59.1点 31.2点
熱感 17.2点 10.8点

→ 

→ 

病状と来院理由

小さいころステロイドを使って症状が悪化した経験があったため、ステロイド以外の治療法を探していた。アトピー専門の当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

症状の悪化から、早期に治療に来たケース。アレルギー体質であり、4月頃から症状が悪化したことから、何らかのアレルゲン物質に反応し、皮膚症状が悪化したのではないかと推測し施術を始める。皮膚事態に傷が少ないこと、炎症範囲も非常に狭かったことから非常に少ない回数で目に見えて症状が緩和していった。

考察

症状悪化間もなく、傷も少なかったため施術期間が2週間とあっという間に治療終了を迎えた事例。このことから悪化後すぐに治療を開始すると、ステロイドを使わなくても、症状改善が見込めることが分かった。

症例42 皮膚科に通っていたがなかなか改善しなかった症例 20代 女性

来院:2021年3

症状が強いところ 腕・足・背中
症状悪化 小学生以降
治療期間(頻度) 4か月(1回/2-3週)
治療回数 6回
治療終了後 終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 57点 26.9点
かゆみ 58.1点 26.9点
熱感 59.1点 26.9点

→ 

病状と来院理由

皮膚科の薬はつけているがなかなかな改善しないため、他の治療法を探し当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

触診から、腹部の緊張と腰回りのこわばり強い状態であった。これが体内の循環を妨げかゆみが引き起こされていた。仕事が忙しくなかなか定期的に治療することは困難であった。しかし治療回数を重ねるごとに腹部の緊張がとれた。腰回りのこわばりについては、生活上の体の使い方の癖から元に戻ってしまうので都度治療をしたところ症状が緩和されていった。

考察

治療間隔が定期的にできなかった症例。個人差はあるが定期的に治療ができなくても症状が改善することが分かった。しかし、他の症例を見ると非常にまれであることは確かである。今後も患者さんの生活にとって一番負担がなく治療を続けられるように工夫をしていきたい。

症例41 生まれつきのアトピーで湯舟に入るとかゆみが強くなる症例 10代 女性

来院:2021年7

症状が強いところ 肘・膝・肩・首
症状悪化 ずっと
治療期間(頻度) 2か月(1回/1週)
治療回数 6回
治療終了後 治療継続
治療コース 1~5回フルケア、6回以降鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 59.1点 10.8点
かゆみ 60.2点 3.2点
熱感 24.7点 3.2点

→ 

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病状と来院理由

生まれつきアトピーがあり、薬や保湿だけでは全然改善しなかった。他の治療法を探し当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

触診から、症例40と同様に頭部の熱感と腹部の緊張が非常に強い状態であった。これが体内の循環を妨げのぼせ症状となって表れていた。思春期特有の揺らぎもあり心と体の両面から治療を開始した。ステロイドと保湿は病院からもらっているがほとんどつけていない状態であったが、その部分は本人の判断にまかせ、指導などは特に行わなかった。治療回数を重ねるごとに症状が緩和され、若さゆえターンオーバーも早く色素沈着も徐々に薄くなってきた。しばらくは治療間隔を月に1回程度あけて治療継続し、問題なければ卒業となる予定。

考察

年齢が若く肌の露出も多い世代。少しでも早く肌がきれいになるように、治療ポイントを絞りながらも、かゆみの原因である可能性が低いものも同時に治療した症例。今では同様の治療方法でほかの患者さんの治療成績も上がってきている。

鍼をするツボを厳選し、より多くの原因と思われるものに対し治療する大切さを再確認できた症例であった。今後も研究を続けより早く、そして多くの患者さんの症状を改善できるようにしていきたい。

症例40 のぼせ症状がつらく首や顔にかゆみが強く出ている症例 20代 女性

来院:2021年6

症状が強いところ 首・まぶた・耳
症状悪化 最近
治療期間(頻度) 1回/1週
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術コース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 6.5点 5.4点
かゆみ 6.5点 4.3点
熱感 4.3点 2.2点

→ 

病状と来院理由

昔からアトピーがあったがそれほど気にならなかった。最近になり首や瞼のかゆみが気になり母の勧めで当鍼灸院へ来院となる。

施術経過と内容

触診から、頭部の熱感と腹部の緊張が非常に強い状態であった。これが体内の循環を妨げのぼせ症状となって表れていた。その証拠に外気温が高くないにもかかわらず、顔や頭に良く汗をかくという自覚症状があった。確かに初診来院時気温が30.6℃で高温であったためか滴るような汗をかいていた。治療を進めると、頭部と腹部の症状が改善され、最終治療日の気温が32.4℃と非常に高温であったにもかかわらず来院時に汗をあまりかいていなかった。結果として、かゆみとのぼせ症状が治まったため治療終了となる。

考察

お腹の調子が悪くのぼせ症状が出て、その結果体の上にある首や頭部にかゆみが出ていた症例。この場合かゆみに着目するのではなく、のぼせ症状をいかにとるかが治療のカギとなる。おなかの緊張を解くことによってのぼせがなくなりその結果かゆみが消失した。今後もかゆみにとらわれることなくしっかりとした問診をして、少しでも早くかゆみの原因にたどり着けるようにしていきたい。

症例39 薬に頼らず治療をしたい症例 40代 女性

来院:2021年1

症状が強いところ 背中
症状悪化 半年ごろ前
治療期間(頻度) 1回/1~2週
治療回数 15回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術コース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 80.6点 28.0点
かゆみ 80.6点 49.5点
熱感 49.5点 0点

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病状と来院理由

小さいときからひじやひざにアトピーがあり、塗り薬で症状をコントロールしていた。半年ほど間から薬をやめたいと感じやめたところ背中の症状が強くなった、当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

治療の経過を見ると、排卵日付近に症状が悪化することが分かった。鍼治療をしていたが、ある程度までかゆみを減らすことはできても、なかなか安定はしなかった。結果として、かゆみの強いとき塗り薬を使い、それ以外は薬を使わず過ごすことを目標とした。症状が安定したためいったん治療終了することとなる。

考察

ホルモンバランスによってかゆみが生じる症例。女性の場合、生理前・生理時・排卵日という3つの時期に多いようである。薬を0にすることが難しければ、半分や1/3に減らすことを目標とすることもある。クライアントが納得できるゴールを設定することが大切である。

症例38 長年皮膚科に通っても治らなかった症例 20代 男性

来院:2021年5

症状が強いところ 頭・背中・手
症状悪化 高校生ごろから
治療期間(頻度) 1回/週
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術コース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 16.1点 8.6点
かゆみ 84.9点 41.9点
熱感 11.8点 8.6点

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病状と来院理由

高校生ごろからアトピーが悪化。主に頭と手と背中に症状が出ている。皮膚科に通院するも症状が改善しないため、ほかの治療法を探し当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

問診と触診を丁寧にした結果、おなかの調子が悪いことが分かった。おなかの調子を整えていき、かゆみの強い部分の症状を緩和させた結果、症状が安定していいた。背中の写真では首肩あたりにある細かいかき傷が減り、手の写真では色素沈着が少し薄くなっている変化も見て取れた。経過もいいことから5回で治療終了となる。

考察

仕事から体をよく使う仕事をしていた。しかし、体の使い方の癖で一定の場所に筋肉の緊張が起きそれが原因でかゆみが起こっていた症例。アトピーのかゆみの原因は数多くあるが、このように体の使い方の癖からくる緊張が原因で症状が出る場合もある。このようなケースはステロイド治療をしても症状が変化しないので早急にほかの治療法を試してもらいたい。

症例37 思春期に発症し、薬をすべてやめてある程度コントロールできていたがマスク生活で悪化した症例 40代 女性

来院:2021年7

症状が強いところ 顔・首・手
症状悪化 2020年夏ごろから
治療期間(頻度) 1回/週
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 62.4点 20.4点
かゆみ 74.2点 21.5点
熱感 96.8点 20.4点

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病状と来院理由

思春期にアトピーが発症し胸から上部分に症状が集中していた。20代後半にステロイドや漢方など薬と言われるものをすべて絶ち、リバウンドを経験し安定していたが、30代後半に症状が再発。新型コロナが流行しマスク生活になって症状が急激に悪化したため、薬に頼らない治療したいと希望し当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

症状の出ていない皮膚非常にきれいな状態。記録用の写真も最低限にしたいという希望があった。患者さんの思いを尊重し治療を開始。鍼治療による好転反応で一度症状が悪化。1泊2日で温泉に湯治をしたことがきっかけで症状が一気に快方に向かった。かゆみや熱感が大きく低下し、自分自身の症状悪化が首の部分の熱感が原因であることが分かり、自分でコントロールすることで治療終了となる。

考察

思春期で発症し胸より上の症状が強いということで、ホルモンバランスによるのぼせが原因ではないかと推測。治療のベースはのぼせを取ること。しかしのぼせを取った結果、肌の乾燥が強く出てきた。患者さんよりお気に入りの温泉があるので行ってもいいか?と相談を受けたため、ぜひ行くように意見を伝えた。その後症状が安定し治療の最終日段階でかゆみや熱感が激減。自己コントロールを目指し治療終了となる。

症例36 生後間もないころからのアトピー症例 5歳 男性

来院:2020年12

症状が強いところ 胸・腕・おなか・下半身
症状悪化 1歳くらいから
治療期間(頻度) 1回/2週~1か月
治療回数 7回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 35.5点 25.8点
かゆみ 43.0点 25.8点
熱感 34.4点 25.8点

※本人に代わり母の評価、6回目7回目は施術付き添い者が父のため評価せず

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病状と来院理由

生まれた時からアトピー性皮膚炎。かゆみが取れずかき壊しができたりしていた。今は少し落ち着いているが、最近痒さが増しているということでうできるだけステロイドに頼らないように治療したいと希望し当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

一度かき壊すとなかなか治らないと母より情報があった。小さい子供は鍼を怖がることもあるため、子供性質に合わせた治療を行う。毎回話をして鍼を刺す本数を決めていった。途中食べ物による症状悪化があったものの鍼治療のおかげか、今までのようなかき壊しにならずに肌症状が維持された。ご両親から最近はあまりかゆがることも少なくなったと話があったため治療終了となった。

考察

小さな子の治療はなかなか難しい。治療そのものがその子にとってストレスになってはいけない。じっくり話をして、その子に必要な分の治療を的確に行わなければならない。今回の治療結果は写真だけではよくわからない。だからこそ、VAS(主観的なかゆみ)の評価も重要視している。よく患者さんから、症例のように重症ではありませんが施術してもらえますか?と問い合わせをいただく。アトピー性皮膚炎の傷の深さ=辛さではない。それぞれにつらさがあり、それは他人に計り知れないほどつらい。困ったら遠慮なくお問い合わせください。

症例35 環境の変化がアトピーを悪化させた症例 40代 男性

来院:2021年3

症状が強いところ 顔・首
症状悪化 2か月前
治療期間(頻度) 週1回
治療回数 6回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケアコース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 84.9点 5.4点
かゆみ 91.4点 0点
熱感 73.1点 0点

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病状と来院理由

単身赴任中は基本的には症状が落ち着いており一時的に症状が悪化した際も以前皮膚科で処方されていた塗り薬を使用でコントロールできていた。しかし札幌に戻ってきてからアトピー症状が一気に悪化。薬も効かず困り果てて当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

鍼治療開始とともに塗り薬について説明をする。治療翌日は好転反応により一時的に少しかゆみが増えたが、その後一気に消失。そのタイミングで皮膚科を受診しステロイドを処方してもらい併用治療となった。治療5回目から6回目は1か月の治療期間を空け、ステロイドも中止。しっかりと保湿を行うことでかゆみが消失。本人に合ったセルフケアも分かったため治療終了となる。

考察

環境の変化によりアトピー症状が一気に悪化した症例。その変化そのものに自信はストレスを感じていなかった。これは無自覚的にストレスがあり、症状が悪化した後は自身の体のみで回復が困難であった。鍼治療により症状を緩和させ、的確にステロイドを使うことで症状が一気に治まった。最終治療の際に「かゆみが治ったのは鍼の力だと思います」という言葉が印象的だった。

症例34 高校に入ってから症状が悪化した症例 10代 男性

来院:2020年11

症状が強いところ 全身
症状悪化 1年前
治療期間(頻度) 週1回(調子のいいときは2~3週間隔)
治療回数 18回
治療終了後 継続治療希望
治療コース フルケアコース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 75.3点 26.9点
かゆみ 88.2点 10.8点
熱感 49.5点 9.7点

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病状と来院理由

高校に入り部活も忙しくなった。かゆみで集中力の低下が気になった。普段からステロイドを処方され対処していたが、一向に良くならず体質から改善したいと思い当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

鍼治療開始直後からかゆみが減っていった。肌の調子がいいため治療間隔を広げたところ症状がまたひどくなった。しっかりと問診をすると、お菓子をたくさん食べた時期がありそれをきっかけに悪くなったことが分かった。この患者さんのアトピーの悪くなる要因は、お菓子と部活後の汗の処理であることが分かったため、本人と相談の上対処法を考え実行したところ、アトピー症状の改善が見られた。

考察

アトピーのかゆみを悪化させる要因は人によって異なる。それを的確に見つけ、鍼治療による体質改善を行うとかゆみが改善していく症例は多い。大切なのは患者さん自身がストレスを感じずに継続可能なセルフケアを考えることも非常に大切です。今後も患者さんと二人三脚でどのような症状になりたくないか?どのようなセルフケアなら可能か?を一緒に考えていきます。

症例33 受験勉強が始まってから悪化した症例 10代 女性

来院:2020年11

症状が強いところ 首の前と後ろ、ひじの内側、膝の裏
症状悪化 5~6年前
治療期間(頻度) 週1回(途中2か月近く空き)
治療回数 9回
治療終了後 継続治療希望
治療コース フルケアコース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 49.5点 5.4点
かゆみ 64.5点 5.4点
熱感 9.7点 0点

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病状と来院理由

受験勉強が始まりストレスからアトピー性皮膚炎が悪化した症例。なるべくステロイドを使わずに治療したいと希望し当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

本人の自覚としてもストレスによって症状が悪化することが分かっていた。ストレスの元である受験を避けて通ることはできなかったため、しっかりと問診と触診をすることで、ストレスが溜まると体のどこに緊張ができるのか観察し治療をはじめた。

考察

アトピーのかゆみは勉強の集中力を低下させます。この患者さんの場合、避けることのできない受験勉強がストレスでした。治療目標としてはストレスを受けても反応しにくい体質づくりが大切になってきました。
アトピーの基本はストレス源を遠ざけることですが、それが困難な場合があります。その患者さんの行動を禁止したり抑制するのではなく、患者さんの生活に寄り添って治療をすることも鍼灸治療のいいところだと思います。

症例32 50歳を過ぎてから発症したアトピー性皮膚炎 50代 女性

来院:2021年2

症状が強いところ 背中・肩・脇・鼠経
症状悪化 3~4年前
治療期間(頻度) 週1回
治療回数 6回
治療終了後 継続治療希望
治療コース フルケアコース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 82.8点 8.6点
かゆみ 84.9点 10.8点
熱感 12.9点 0点

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病状と来院理由

閉経後から発症したアトピー性皮膚炎。病院の治療や脱塩素シャワーなど様々なことをしたが全く良くならなかった。他の治療法を探していた時に当鍼灸院のホームページを見つけすがるような思いで来院となる。

施術経過と内容

まずは閉経後にアトピーが発症したということに注目した。
当鍼灸院の患者さんは、ほとんどが『皮膚科に通って治らなかった』患者さんである。
当たり前であるが皮膚科では皮膚の病気をしっかりと治療してもらえる。それでも治らないアトピーは皮膚に問題はなく他のところに問題があるのではないかと考える。
今回の事例は閉経後からの発症であるため、女性ホルモンと大きく関係しているのではないかと推測した。
子宮を中心としたお腹周りの治療を行うことによってゆっくりとではあったが確実に痒みは減っていった。また、左足のむくみも同時に治療を行い上の写真のような変化があった。

考察

アトピー性皮膚炎は何がきっかけで症状が出てくるのかはっきりわかっていない。
しかし、発症のきっかけや症状の悪化のきっかけ等情報を整理することで治療の糸口が見えることが多い。しっかり問診し、治療中も雑談をずっと行うことで情報収集とカウンセリングを行っていく。今回はこれらの情報をしっかり合わせることができたため早期の治療となった。

症例31 1か月前から急激に症状が悪化した症例 10代 女性

来院:2021年2

概略

症状が強いところ 全身
症状悪化 1か月前
治療期間(頻度) 週1回
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケアコース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 100点 0点
かゆみ 100点 0点
熱感 89点 0点

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※腕の写真は1回目と5回目、足の写真は2回目と5回目

病状と来院理由

1か月前から急激にアトピー症状が悪化。母が当鍼灸院のホームページを見つけ、母に連れられて来院となる。

施術経過と内容

全身のかゆみと赤みが非常に強くジュクジュク傷も多かった。この1か月は本人も体の状況を直視できていなかったため、治療院で治療開始時に泣き出してしまう状況。精神的な状況もあり写真もほとんど撮れず。当初はステロイドは絶対使いたくないと話していた。2回目の治療時にはかゆみがかなり減った。3回目の治療時にカウンセリングを行い、ステロイド治療を始めることとなる。4回目以降は鍼とステロイド治療の相乗効果によりかゆみが消失とともに全身のただれやかき傷がなくなった。

考察

当院の患者さんの中で最重度であり、最短で治療を卒業されたケース。鍼治療と精神的ケアを同時に行い、ステロイド治療の組み合わせることでうまく言った事例だった。当鍼灸院はその患者さんごとに最適の治療を提供するように努めている。患者さんの思いを尊重しながら、少しでも早く症状が改善することを今後も治療計画の中心に考えていきたい。

症例30 思春期に症状が悪化した症例 10代 男性

来院:2020年9

概略

症状が強いところ 全身
症状悪化 15歳頃~
治療期間(頻度) 週1回が1~5回目

2~3週1回が6~9回目

治療回数 9回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術コース
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 18.3点 7.5点
かゆみ 40.9点 11.8点
熱感 11.8点 6.5点

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病状と来院理由

生まれた時からアトピーで病院に通ってステロイド治療などするも全然よくならなかった。それ以外の治療法を探し遠方であるが当治療院のホームページを見つけて来院となる。

施術経過と内容

全身のかゆみが強くかき傷も多かった。入浴後や寝てる間など、体が温まると症状が強くなるということがわかっていたため、熱をとる治療を行った。それと同時に寝具の選択状況やパジャマの材質を確認したところ、パジャマに問題(綿100%素材ではあるが、体に合わないものがあった)があることがわかり、変更するように伝えたところ、症状が大きく改善された。

考察

アトピーに良いとされている綿100%の素材であっても、合う合わないはあるようだ。どの服を着ているときにより痒みが出るかを細かく分析することで症状改善の近道になることが分かった。

症例29 1か月前から急激にアトピーが悪化した症例 40代 男性

来院:2020年7

概略

症状が強いところ 首、背中
症状悪化 小学生のころから
治療期間(頻度) 週1回が1~10回目

2~3週1回が11~20回目

治療回数 20回
治療終了後 体質維持のために継続治療
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 89.2点 15.1点
かゆみ 89.2点 21.5点
熱感 63.4点 12.9点

 → 

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病状と来院理由

小学生の頃よりアトピーであったが、1か月ほど前から急に悪化。病院に通ってステロイド治療始めるも症状が変わらないため、それ以外の治療法を探し当治療院のホームページを見つけて来院となる。

施術経過と内容

全身に赤みが強く痒みも非常に強かったため、熱感による痒みと判断。全身の流れを良くする治療を中心に進めていった。初め好転反応と思われるかゆみ症状の悪化が見られた後は徐々にあかみとかゆみが落ち着いていった。週に1回の治療からはじめ、20回目の現在は3週に1回の治療となっている。

考察

一度痒くなってしまうとかゆみがなかなか治らず、肌がボコボコになるまで搔いてしまう。傷がほどんどない状態の現在も、背中がむずむずかゆくなることがあるため、もう少し時間をかけて治療をしていく方針となっている。

症例28 生まれてからずっとアトピーで色素沈着気になる症例 20代 女性

来院:2020年12

概略

症状が強いところ 首、背中、手、足
症状悪化 生まれた時から
治療期間(頻度) 1か月(週1回)
治療回数 7回
治療終了後 色素沈着を治すため継続治療
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 30点 20点
かゆみ 50点 20点
熱感 20点 20点

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病状と来院理由

生まれてからずっとアトピーがあったため色素沈着も非常に濃い状態。その見た目からいじめにも合っており、一生このままなんだと諦めていた。鍼灸治療については全く信用していなかったが、友人に当治療院のホームページを紹介され興味を持ったため来院となる。

施術経過と内容

生まれてらかずっとアトピーがあり、ストレスによって症状が悪化することがわかっている。ストレスによる体の緊張がアトピーのかゆみと関連が深いと考え、お腹・むくみを中心とした全身の筋緊張の調整を中心治療を行ったところ、痒みが減っていくのと肌の調子が変わっていったことが患者さんの感覚としてわかった。5回目を終わるころには2週に1回の治療に間隔を広げ、8回目の治療では3週に1回の治療となる。

考察

筋肉の緊張などにより、アトピーのかゆみを悪化することもある。また、むくみなどの循環が悪いことにより色素沈着も治りにくくなっていた。これらの症状を同時に緩和させることが鍼治療の強みである。

症例27 18歳になってからアトピーが発症した症例 20代 男性

来院:2020年12

概略

症状が強いところ 首、背中、足
症状悪化 18歳から
治療期間(頻度) 1か月(週1回)
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 77.4点 62.4点
かゆみ 72.0点 54.8点
熱感 66.7点 54.8点

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病状と来院理由

大学生になってからアトピーが発症した症例。今まではぬり薬で治療していたが、薬以外の治療法を試してみたくて他の治療法を探していたところ当鍼灸のホームページを見つけて来院となる。

施術経過と内容

大学生になってから発症。自分としての症状が悪くなる原因はお酒ではないか?と考えている。触診をするとお腹の不調と熱感があったため、お腹の調子を整え熱を取り除く治療を開始する。すると治療ごとに症状の軽減が見られ、5回目を終わるころにはセルフケアで対応可能となったため治療終了となる。

考察

アトピー悪化原因がある程度わかっていると治療方針も早く決まり、早期治療完了する場合がある。アトピー性皮膚炎の治療のゴールは患者さん自身が持っていることが多いため、しっかりと相談をして、ちょうど良いタイミングで治療終了することが大切である。しかし、症状悪化を繰り返すのがアトピーの特徴であるため、症状の悪化が感じられたらすぐに受診をお勧めしている。

症例26 ステロイド治療の効果がなく、他の治療法を探していた症例 40代 女性

来院:2020年12

概略

症状が強いところ 首、背中、腰回り
症状悪化 10か月前頃から
治療期間(頻度) 1か月(週1回)
治療回数 5回
治療終了後 月1回程度の治療を希望
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 73.1点 14点
かゆみ 73.1点 14点
熱感 0点 14点

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病状と来院理由

今年の2月ごろから症状が一気に悪化した。医療職であり感染症対策がストレスになり症状が悪化したためと思われた。ステロイド治療をするも全く症状が変わらないことから他の治療を探して当鍼灸のホームページを見つけて来院となる。

施術経過と内容

アトピーの発症は、出産後。それまでは全く痒み症状がなかった。今年の2月よりかゆみ症状が強くなり、傷跡が色素沈着として残っている状態。アトピーの発症に着目し、ホルモンバランス・自律神経の調整とストレスを軽減する治療を行った。その結果治療を重ねるごとに痒みが減少しかき傷も減っていった。

考察

今回も5回という少ない数で治療が終了した症例。これは発症原因が明確であったためと考えられる。『少し肌が良くなったので久しぶりに温泉に行きました』とお話をされていたのが印象的だった。色素沈着も治していきたいという希望もあり、月に1回程度の治療継続となる。

当院ではアトピーの症状を把握するため「あかみ」「かゆさ」「熱感」の3つの指標を使っています。しかし、痒みの印象が強すぎて「熱感」をはじめから認識している人は半分程度です。治療をすすめる中で、痒みの減少とともに熱感を感じられることも良くあります。治療前の熱感は0点でしたが、2回目の治療では50点に増え、最終的には14点に下がりました。

症例25 ステロイド治療の効果がなかった症例 20代 男性

来院:2020年11

概略

症状が強いところ 肩、背中
症状悪化 小さい時から
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 5回
治療終了後 月1回程度の治療を希望
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 23.7点 17.2点
かゆみ 35.5点 16.1点
熱感 23.7点 16.1点

 → 

 → 

病状と来院理由

小さいころからアトピーがありずっとステロイド治療をしていた。あまり効果がなかったため
ステロイドではなく他の治療を探して当鍼灸のホームページを見つけて来院となる。

施術経過と内容

アトピーの経過が長く足のスネ付近の皮膚はぼこぼこになっている。痒みの部分は肩~背中付近と足部分であった。夜遅くまで仕事をしていることもあり生活リズムは乱れていた。お腹の調子と自律神経の調整を中心に行ったところ、回数を追うごとに痒みとともにかき傷がが減っていった。鍼治療の反応も良く、治療後には『寒い』と発言があるほど熱感が減少していくのがわかった。

考察

5回という少ない数で治療が終了した症例。5回目の治療が始まる前の段階で、『人生で一番アトピーの状態がいいと思います。』というお話をされていたのが印象的だった。普段の仕事の疲れと生活の乱れからまた症状が悪化することをご本人が懸念したため、今後も月に1回程度の施術を希望された。

アトピーの症状がでる理由は人それぞれです。その出る理由を少しでも取り除くことでアトピー症状が変わってきます。問診や治療の中で症状悪化の原因を探り一緒に治療していくことが症状改善の近道になっています。

症例24 6か月ほど前から急激に悪化が出始めた症例 50代 女性

来院:2020年10

概略

症状が強いところ
症状悪化 6か月ほど前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 8回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 100点 39.8点
かゆみ 93.5点 39.8点
熱感 65.5点 38.7点

※仕事に支障が出るため写真非公表を希望

病状と来院理由

4月から急激に顔が赤くなり何度も皮むけを繰り返していた。ご自身も治療家でアトピーの患者を多く治療していたため自分で治療をするもなかなか症状の変化が出ていなかった。それ以外にも薬や鍼や整体など様々な治療を試したが全く効果がなかったため、アトピー専門の当治療院のホームページの見て来院となる

施術経過と内容

顔全体が非常に赤く、痒み・ほてりともに強い症状を訴えていた。患者さんはストレスや更年期が原因ではないかと考えていたが、問診・触診をしたところお腹の調子と体のバランスが悪いことが分かった。それらを取り除くような処方をし経過を追っていったところ徐々にあかみ・痒み・熱感が減っていった。セルフケアで対応可能な状況まで落ち着いたため治療終了となる。

考察

治療のプロとはいえ自分の体の治療はなかなか難しいものである。実際私も症状の軽いうちは自分の体を使いアトピー治療の研究をするが、症状が強い時は他の治療家にメンテナンスを依頼することがある。

また鍼でアトピーを治療するということ自体あまり知られていないため、様々な治療をして治らなかった人たちが当鍼灸院を訪れる場合が多い。もっと多くの人に知ってもらうよう努力をしたい。

症例23 1週間前から急にかゆみが出始めた症例 30代 女性

来院:2020年7

概略

症状が強いところ
症状悪化 1週間ほど前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 7回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 61点 12点
かゆみ 53点 6点
熱感 49点 8点

 → 

病状と来院理由

毎年乾燥とかゆみをを繰り返していた。薬である程度管理できていたが、今回は体質から治療したいと希望がありアトピー専門の当治療院のホームページの見て来院となる

施術経過と内容

主訴は顔のかゆみとポツポツとしたデキモノだった。顔面部の症状のみだったため、のぼせをとり体の循環を整えていった。症状を感じてからすぐに来院だったため、少ない回数で症状がほぼなくなったため治療終了となった症例。

考察

アトピーの治療中にに頭痛や腱鞘炎があったため一緒に治療。即効性がありとても驚かれていたのが印象的。写真としては非常にわかりにくいが、VAS(かゆみの数値)が大きく下がっていることから治療が順調であったことがわかる。治療において『発症後すぐに治療を始めることは重要』で、治療終了後の経過も良いことがわかってきた。もっと情報を発信して多くの人に伝えていきたい。

症例22 アトピーとは診断されていないがかゆみが強い症例 40代 女性

来院:2020年9

概略

症状が強いところ
症状悪化 3週間ほど前
治療期間(頻度) 2か月(週1回~3週1回)
治療回数 6回
治療終了後 月に1回程度のメンテナンス
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 32.0点 0点
かゆみ 25.0点 0点
熱感 0点 0点

 → 

病状と来院理由

全身のかゆみがあり飲み薬やぬり薬でも改善しなかった。痒くなった原因はストレスとも考えたが、薬以外の根本的な治療を探し、当治療院のホームページの症例を見て来院となる

施術経過と内容

今回の症例も最初は週1回の治療からはじめ、3週に1回の治療間隔に伸ばすことができた。2回目の治療のときほぼ症状はなくなったが3回目の治療で好転反応が現れかゆみが増加。しかしその後順調にかゆみが無くなり6回目という少ない期間で集中治療期間が終了した症例。

精神的ストレス以外にも生まれながらの側弯症(背骨が横に曲がっている)をもっており、それによる体の左右のバランスが悪く筋肉も緊張していた。その結果、痒みとして症状がが出ていたのではないかと考え治療をしていった。結果は予想通りかゆみがすべてなくなるという状態になったため治療終了し定期的なメンテナンス治療を希望された。

考察

アレルギーやストレスなど様々な要因で体に痒みが出ることはよくある。この患者さん場合、心と体のストレスを和らげることでかゆみが消失した。アトピーという病名に囚われず患者さんの全身を見て今後も治療をしていきたい。

症例21 急に湿疹がひどくなり病院の薬も効かず、他の鍼灸院に1年通っても改善しなかった症例 20代 女性

来院:2020年7

概略

症状が強いところ 腕、背中
症状悪化 2か月前
治療期間(頻度) 3か月(週1回~3週1回)
治療回数 8回
治療終了後 途中経過
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 50.0点 8.0点
かゆみ 26.0点 11.0点
熱感 12.0点 4.0点

 → 

病状と来院理由

今までも湿疹が出ることはあったが、急にひどくなった。病院の薬を使ったり、別の鍼灸院に1年通っても良くならず、当治療院のホームページの症例を見て来院となる

施術経過と内容

今回の症例も最初は週1回の治療からはじめ、3週に1回の治療間隔に伸ばすことができた。色素沈着もしっかり治していきたいという理由から今後も治療継続を希望された症例。

症状の悪化原因はお腹の調子と、ホルモンバランスが悪いことであった。また数種類のアレルギーもあり一つの原因に絞ることは困難であった。また、背中のほてり感もあり(本人はあまり気付いていない)、入浴後に痒みを強く感じていた。治療はお腹の調子とホルモンバランスを整え、自宅でできるセルフケア指導を行った。体が鍼刺激に反応することによって起こる一時的なかゆみの増加もありほぼ予想通りの経過をたどり症状が軽快していった。

考察

患者さんの体をお母さんもしっかりと観察をしてくれていたため、しっかりと情報共有ができたからこそ治療が順調に進んでいった。しかし、冷え性やお腹の症状が完全に治ったわけではない。本人からも残った症状や色素沈着も良くしたいという希望があったため、長期的な治療計画を立てて今後もしっかり再発しないようにフォローをしていきたい。

症例20 40年以上症状に苦しみ様々な治療を受けた結果医療不信となった症例 50代 男性

来院:2020年7

概略

症状が強いところ 頭、首、腕、腹、背中、膝裏
症状悪化 ずっと
治療期間(頻度) 3か月半(週1回~3週1回)
治療回数 9回
治療終了後 途中経過
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 59.0点 8.0点
かゆみ 49.0点 8.0点
熱感 24.0点 8.0点

 → 

病状と来院理由

40年以上アトピー症状に苦しみステロイドはじめとした様々な治療行ってきた。その結果医療不信となったが当治療院のホームページをみてほんの少しだけ信じることができたので来院し面談を行う。説明を受け納得できたので治療を開始することとなった

施術経過と内容

今回の症例は週1回の治療から3週に1回の治療間隔に伸ばすことができた。アトピー以外にも体のメンテナンス目的で定期的に通院を希望された症例。

症状の悪化原因はストレスとダニ・ほこりなどによるアレルギーであった。保湿などはほとんど行っていない。体の不調によるストレスやかゆみそのものを治療で取り除き、自宅環境のアドバイスを行いかき傷がほとんどなくなった。友人と一緒に温泉に行くときに体を見られても恥ずかしくないと喜んでいたのが印象的だった。

考察

治療者と患者さんの信頼関係はとても重要である。しっかりと患者さんのわかる言葉で説明し、鍼治療でできることとできないことをはっきり伝えることで信頼関係を構築できた。質問についても医療全般にかかることも多く、こちらの知識量も問われた。しかし、わからないことがあれば、正直に伝え次回までに調べて答えるなどの対応を取らせてもらった。

症例19 中学生頃に発症し4-5日前から症状が悪化した症例 20代 男性

来院:2020年7

概略

症状が強いところ 首、腕、手首
症状悪化 4-5日前
治療期間(頻度) 2か月半(週1回)
治療回数 9回
治療終了後 途中経過
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 50.0点 32.0点
かゆみ 58.0点 32.0点
熱感 50.0点 24.0点

 → 

 → 

病状と来院理由

汗をが多く出る引っ越しのアルバイトを機に症状が悪化。薬を付けても全く良くならなかったため他の治療法がないかと探して当鍼灸院のホームページを見つけて通院となる。

施術経過と内容

今回の症例は週1回の治療から治療間隔を伸ばしていく途中報告。

症状の悪化原因は汗であるが、スキンケアなど基本的な指導も行った。症状悪化から間もないため首の赤みは早い段階で落ち着いていたが、手首の症状がなかなか治まらなかった。しかしステロイドと併用治療をすることで症状の改善が見られ、プロアクティブ療法を行いながら鍼治療をしステロイドの完全離脱を目指すこととなる。治療9回目の時点で3週間に1回の治療まで治療間隔を伸ばしており少しずつアトピーの症状に対するセルフケアに自信をつけていっている。

考察

汗・アレルギー・妊娠・出産を機にアトピーが出始める人はかなり多い。その治りにくい症状こそアトピーが厄介な病気である理由の一つである。外的要因によってアトピーが出た体質を自分だけで治すのはなかなか難しい。そんな時は鍼治療で体質改善を行い元の症状の出なかった体に戻すことが重要である。

症例18 1歳頃に発症し1年前から症状が悪化した症例 10代 女性

来院:2020年7

概略

症状が強いところ 腕、背中、お腹、足、お尻
症状悪化 1年前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 11回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 70.0点 39.0点
かゆみ 80.0点 35.0点
熱感 14.0点 0.6点

 → 

 → 

病状と来院理由

進学を機に一人暮らし。1年前より症状が悪化し、精神的にもつらく大学も休学。大学再開に向けてアトピーをしっかり治療したいと思い当鍼灸院のホームページを見つけて通院となる。

施術経過と内容

この症例では、体の熱について注目した。熱感が強いところは症状が強く出ており、全身の緊張を解き熱がたまらないように治療したところ早期から症状の改善が見られた。前後写真にあるように傷の赤みが減ったということは、痒みが減ってかき傷が少なくなった証拠である。このままかゆみが少ない状態が続けばターンオーバーとともに色素沈着も薄くなっていく。無事本州の大学に復学ができたのでいったん治療終了なる。フォローアップとしてはセルフケアのライン指導と近くの鍼灸院の紹介。

考察

落ち着いているアトピーが生活様式の変化によって一気に悪化することは珍しくない。その場合はその人自身のアトピーに対する能力に着目し、ほんの手伝いをするだけで回復につながる。しかし、一人暮らしが原因の症状悪化では常に症状が悪くなる可能性を秘めている。そこで自分でできるセルフケア指導が重要になってくる。また同じような治療ができる鍼灸院を知っているという横のつながりも非常に大切である。

症例17 1歳頃に発症し1年前から症状が悪化した症例 20代 男性

来院:2020年6月

概略

症状が強いところ 首、肩回り、腰、手首、指先、お尻
症状悪化 1年前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 7回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 50.0点 10.0点
かゆみ 90.0点 22.0点
熱感 60.0点 0点

 → 

病状と来院理由

1年前より症状が悪化。食品を扱う仕事をしているため、なるべく早く症状を抑えたいと思い当鍼灸院のホームページを見つけて通院となる。

施術経過と内容

この症例では、症状が強くなったお尻と時期について着目した。体を触診すると負担のかかる股関節や腰、肩に筋肉の緊張が見れらその緊張がアトピー症状が悪化した原因と判断。この部分を鍼治療と整体を使い筋肉の緊張点を的確に治療することで早期の症状改善があり治療終了なった。

考察

アトピーの症状や原因はさまざまであるが、今回は症状を悪化させる要因が明らかであった、立ち仕事をすることで腰やお尻に負担がかかり、気血の巡りが悪くなった結果全身症状へ波及した症例。治療5回目までは週に1回のペースで治療をし、6回目以降は2週に1回と治療間隔を広げ本人があとはセルフケアで治せる自信が付き治療終了となる。しかし、これには症状が強くなったら当鍼灸院にかかることができるという安心感が重要であった。「治療が思ったより早く終わってしまった。治療に来るのが楽しみだったので少し残念な気持ちもある」とおっしゃっていたのが印象的だった。

症例16 5歳頃に発症し2~3週前に症状が悪化した症例 10代 男性

来院:2020年5月

概略

症状が強いところ 全身
症状悪化 2~3週前
治療期間(頻度) 3か月半(週2回)
治療回数 25回
治療終了後 継続治療
治療コース フルケアと鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 76.3点 6.5点
かゆみ 65.6点 15.1点
熱感 75.3点 15.1点

 → 

病状と来院理由

小さいころからアトピーであったが、2~3週前より症状が悪化し薬も効かないため当鍼灸院のホームページを見つけて通院となる。

施術経過と内容

2~3週間前より症状が悪化。強いかゆみと浸出液に悩まされており、ステロイド薬を塗っても効かない状態。痒みや掻き壊しが全身にあり、夜寝られない、気分の落ち込みなど様々な体調不良が出てきていた。当初は週に1回の治療計画であったが、痒みが強いため週2回の治療計画に変更。整体やお灸のセルフケアを指導しながら治療するも、症状の改善と悪化を繰り返していった。治療開始後2か月たってステロイドとの併用治療を開始し症状が劇的に改善。特にかゆみの強い2日程度のみステロイドをすることで調子の良い期間が長く症状が安定していった。

考察

鍼治療をすることで今まで効果がなかったステロイドが良く効くようになった症例。その人の思いや治療に対する価値観に寄り添い、様々な選択肢と可能性を考え治療が進められた。ステロイドに対する恐怖やそれぞれの経験からくる不信感が、カウンセリングと鍼治療による体質改善によって好転し、体質改善による症状の出にくい体を作りながら、必要に応じ最低限のステロイドを利用する。その結果症状が出ない状態を長くするというこの患者さんなりのアトピーとの向き合かいたが見つかり良かった

症例15 生後すぐに発症し3か月前より症状が悪化した症例 10代 女性

来院:2020年5月

概略

症状が強いところ 手、肘
症状悪化 3か月前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 9回
治療終了後 一旦終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 50点 50点
かゆみ 60点 50点
熱感 40点 40点

 → 

 → 

 → 

病状と来院理由

家族が当鍼灸院に通院していたため、一緒に通院となる。

施術経過と内容

3か月前より症状が悪化。初診時は指が裂けて浸出液が出ていた。指もむくんでおりまっすぐ伸ばすことが難しい状態。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、写真のような症状の変化は見られた。しかしかゆみなどを数値化したものの変化はあまり出なかった。それ以外にも生理不順が治るなど全身状態にも良い影響があった。

考察

写真上の変化あったが、主観的なかゆみの数値はあまり変化が見られたなかった。しかし生理不順が治るなど体質が確実に変わっていることは実感できた。今後の治療が長期になりそうであることから、治療はいったん終了し、自宅でお灸による体質改善を続けてもらえるように指導しする。随時報告を受けながら今後の治療方針を相談していくこととなった。

症例14 2年前の秋頃から症状が悪化した症例 30代 女性

来院:2020年3月

概略

症状が強いところ 首、肩、肘、手、膝、足首
症状悪化 一昨年の秋頃
治療期間(頻度) 4か月(週1回)途中治療中止有
治療回数 10回
治療終了後 治療継続
治療コース フルケア→鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 84.9点 17.2点
かゆみ 84.9点 50.0点
熱感 50.0点 0点

 → 

 → 

病状と来院理由

2年前より症状が悪化し標準治療を行っていたが一向に改善しないため薬以外の治療を試すためアトピー性皮膚炎専門の当鍼灸院のホームページを見つけ来院となる。

施術経過と内容

症状悪化から時間が経っていたため、皮膚も固くなっており治療に時間がかかった。しかし、鍼治療を行うことによって肌質が変わり、鍼治療前は効果がなかったステロイドが効き始めた症例。

考察

アトピーの症状悪化期間が長く皮膚そのものが固くなっていると治療に時間がかかることが多い。体質を変えても肌のターンオーバーを複数回しないと肌は変わっていかない。しかし今回は、鍼治療を1か月行い肌の改善を行った後、ステロイドを併用することで肌の変化も見られた。今後もじっくりと体質改善を行いながら、患者さんの症状改善を一緒に行っていきたい。また、足首の治療後の写真は日焼けの影響で黒くなっている。しかし実際露出していた部分はもっと指先まであったが日焼けの境界は足の甲だった。足首周辺はアトピー症状が強く出ている部位であったことから、アトピーでダメージを受けている肌は日焼けしやすい可能性もあるため今後研究をしていく。

症例13 冬頃から3月後半から症状が悪化した症例 40代 女性

来院:2020年5月

概略

症状が強いところ 顔、それ以外は例年通り
症状悪化 去年の冬頃
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 8回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 90.0点 10.0点
かゆみ 70.0点 10.0点
熱感 90.0点 1.0点

 → 

 → 

病状と来院理由

生後間もなくアトピーと診断され漢方薬などを中心に治療をしていた。去年の冬に背中を脱ステ・脱保湿を行いアトピーを克服。顔はプロトピックを11月~3月まで使っていたが症状が改善せずにいた。他の治療法を探していてアトピー専門の当鍼灸院を見つけ来院となる。

施術経過と内容

顔の症状が強く鍼治療による好転反応がすぐに起こった事例(皮膚の薄い部位は好転反応が早く出る傾向があります)。顔の症状は新型コロナによるマスクの着用が原因で肌荒れを起こす症例が多く報告されている。そのため顔の症状改善について1~5診療までは非常にゆっくりであったが、6回目以降急激に良くなっていった。

(痒みの点数70→80→70→80→70→60→30→10)

(あかみの点数90→100→100→90→70→60→40→10)

考察

アトピー治療の症状変化については人それぞれで予測がつきにくい。しかししっかりと治療を続けることで体質改善ができる。症状が改善が見られたタイミングでプロトピックを少量使ったところ副作用もなく薬が良く効いた。鍼治療をすることで、今まで効かなかったぬり薬が驚くほど効果がある症例は今までも数多くあった。ぬり薬が悪いものと決めつけることなく、患者さんの症状が少しでも良くなることを最優先して今後も治療を続けていきたい。

症例12 3月後半から症状が悪化した症例 10代 女性

来院:2020年5月

概略

症状が強いところ
症状悪化 1か月半前
治療期間(頻度) 1か月(週1回)
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース 鍼施術
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 70.0点 7.0点
かゆみ 20.0点 0.0点
熱感 2.0点 0.0点

 → 

病状と来院理由

毎年春先になると症状が悪化していた。時間がたつと症状が良くなるため今までは治療をしていなかったが、今年は治りが悪かったため母に連れられて来院となる。

施術経過と内容

手の甲側の指の症状が強く、ひび割れがあり指を曲げるのもつらい状態。週に1回の間隔で治療をするごとに症状が軽快したため5回で治療を終了となる。

考察

アレルギーも多く持っており毎年春先に症状が悪化することから、花粉症などの治療をベースに全身治療を実施。年齢も若いため治療に対する反応も良かった。花粉が多いタイミングで何回か症状が悪化することがあったが、治療のたびに症状が軽快していったことが写真からもよくわかる事例だった。

症例11 14歳からステロイド治療を行ってきたが改善しなかった症例 10代 男性

来院:2020年4月

概略

症状が強いところ 首・脇・肘・膝・背中
症状悪化 14歳頃発症しその後ずっと
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 7回(途中経過)
治療終了後 治療継続
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 61.3点 11.8点
かゆみ 39.8点 7.5点
熱感 0.0点 0.0点

 → 

病状と来院理由

発症後標準治療であるステロイド治療をしてきたが全くよくならなかった。様々なアトピーに良いとされる治療しようと思い東洋医学である鍼治療でアトピー専門の当院のホームページをみつけて来院となる。

施術経過と内容

身体の中で傷がある部分は、首・背中・肘であった。3回目の治療で首の赤みが引くのが写真上わかるものであった。寝ている間にかいている背中も治療が進むと傷が無くなり、肘の赤みもなくなった。治療が順調であったため治療間隔を2週間、1か月と長くしていき、最終的には保湿などのセルフケアだけで症状が全くない状態になった。今後は色素沈着や肌質そのものの改善目的で治療継続を希望された。

考察

症状の悪化から5年と経過が長かったが、全体的な症状は比較的軽度であった症例。しかし部分的には掻き壊しもあり傷があった。治療2回目で好転反応があり少し症状が強くなったが、3回目には一気に症状が改善していた。症状が一番つらかった手と首の治療が進むと、寝ている時にかいている背中が気になってきたとあったが、それも治療ごとに傷が減っていった。発症やわるくなってから期間が長くても、症状が軽く若いうちに治療ができたことからかなり早く治療を終了することができた。

症例10 出産後急激にアトピー症状がでて10年間以上続いた症例 30代 女性

来院:2020年2月

概略

症状が強いところ 全身
症状悪化 10年以上前3週間ほど前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 10回(途中経過)
治療終了後 治療継続
治療コース フルケア(1~5)鍼施術(6~)
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ –点 –点
かゆみ –点 –点
熱感 –点 –点

 → 

病状と来院理由

出産後にアトピーの症状が急激に悪くなり10年以上症状が強い状態が続いた。漢方やステロイド治療をするもなかなか改善が見られなかったためアトピー専門の当鍼灸院のホームページをみつけて鍼治療を試したことなかったので来院となる。

施術経過と内容

全身のかゆみ・赤み・熱感が強い状態。首の皮膚は盛り上がりがあり、常にかいた跡がある。症状が強い時は睡眠不足にもなり、アトピー性皮膚炎が強く出ることによるQOLの低下が見られた。アトピー性皮膚炎の治療と全身治療をすることで全身の症状を落ち着かせることができたが、症状の経過が長いため、3歩進んでは2歩下がる状態が続いている。10回の治療が終わった状態でも治療終了することができず今後も治療継続を希望された。

同時に施術した症状:不眠・PMS

考察

症状の悪化から経過が長く、症状が強く出ている症例。アトピー悪化の原因が多岐にわたっているため、一つ一つの症状を少しずつ治療していく。治療が長期化になることをご本人も理解されているため、焦らずにしっかりと症状と向き合って治療を継続していくこととなる。このような症例をみると、いかに早期の症状・若年のうちに治療をしなければならないかが良くわかる。今後も早期治療の必要性を啓発していきたい。

症例9 1歳半からアトピーで13歳頃から症状がすっきりしない状態が数年間続いた症例 10代 男性

来院:2020年3月

概略

症状が強いところ 首・背中・脇・鼠経・お尻
症状悪化 3週間ほど前
治療期間(頻度) 2か月(週1回)
治療回数 5回
治療終了後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 50.0点 0点
かゆみ 29.0点 0点
熱感 0点 0点

 → 

病状と来院理由

1歳半ごろからアトピーの症状があり、生活に気を使うことで症状が安定していたが中学生くらいから症状が不安定になってきていた。背中の各所に色素沈着とガサガサの肌が見られ症状をなんとなしてあげたいと母が強く願いアトピー専門の当鍼灸院のホームページをみつけて鍼治療を試したことなかったので来院となる。

施術経過と内容

症状が強いわけではないが、痒みや乾燥肌が長く続いている症例。ご家族と同居していることもあり、保湿をご家族にも手伝ってもらい、そ家族で肌の状態を観察していただいた。治療をするたびに痒みが減っていき最後には全くかゆみを感じない状態になった。また、前5回の治療ではあったが、4回目と5回目の治療間隔はおよそ1か月空けることもできた。その甲斐あって、鍼治療を完全卒業することができた。しかし、アトピーは繰り返し症状が起きるので、少しでも症状が出始まったらいつでも治療をするのですぐに連絡が欲しいと伝え終了となる。

考察

症状の悪化から経過が長いが、症状が強く出ていなかった症例。アトピーの治療において、傷の深さと年齢が強く関係しており、そのどちらも好条件だったため早期に治療終了を迎えられた。アトピーの治療としては非常に珍しく治療のたびに痒みが減っていった稀有な事例。またご家族のしっかりしたフォローもあり、自分の合う食生活や生活様式なども見つめられていた。カウンセリングにおいても本人とご家族の不安を取り除くことで前向きに治療に臨めたことが、治療の最大効果を引き出したと思う。

症例8 生後間もなくアトピー症状がでた。食物アレルギーや乾燥肌などの複合的な症状もある 10代 男性

来院:2020年2月

概略

症状が強いところ 顔・首・背中・腕・鼠経・膝
症状悪化 ずっとこの症状が続いている
治療期間(頻度) 3か月半(週1回)
治療回数 16回
治療終了後 治療継続
治療コース フルケア(1~5)鍼施術(6~)
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 37.6点 7.5点
かゆみ 60.2点 2.5点
熱感 26.9点 0点

 → 

病状と来院理由

生まれて間もなくアトピーと診断を受ける。いろんな治療法を試したがまったく良くならなかった。アトピー専門の当鍼灸院のホームページをみつけて鍼治療を試したことなかったので来院となる。

施術経過と内容

生まれてからアトピーの症状があり続けた経過が長い症例。全身的に症状が強く出ているが、特に掻き傷の強い背中を写真記録した。思春期ということもあり、心も体も不安定な時期であるが、この時期にしっかり治療することで、大人になってからも症状が安定することが多い。全身の治療をしながら、スキンケアの方法やカウンセリングを行うことで少しずつではあるが症状の改善が見られた。しかし、発症からの経過が長いため治療にも相応の時間がかかる。症例としては終了していないが、モニター終了したため途中経過として症例報告行う。

考察

治療前は、色素沈着ので黒ずんだ肌の上に赤い炎症の色が乗った状態であった。治療を重ねるうちに、赤い炎症と掻き傷が減っていくことが記録用の経過の写真をみて患者さんと共有を図る。患者さん自身も毎回の治療の時に撮影する写真を見るのが楽しみになっていたようだ。アトピーの治療は少し良くなってはまた悪くなるという、3歩進んで2歩下がるような状態が非常に多い。症状の状態を視覚化することで、体が良くなっていることを患者さんが実感でき前向きに治療に臨める。

症例7 中学2年生ごろからアトピー症状がでた。1~2年前から症状がひどくなったる 10代 男性

来院:2020年3月

概略

症状が強いところ 額・背中・腕・鼠経
症状悪化 1~2年前
治療期間(頻度) 1か月(週1回)
治療回数 5回
治療後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 72.0点 38.7点
かゆみ 89.2点 53.8点
熱感 60.2点 22.6点

 → 

 → 

病状と来院理由

中学2年生頃からアトピーが発症。皮膚科にてアトピー性皮膚炎と診断され、アイピーディカプセルなど内服薬と外用薬を処方されるも、一向に症状が改善されなかったため何とか症状を改善させたいと強く思い、アトピー専門の当鍼灸院のホームページをみつけて来院となる。

施術経過と内容

慢性的なかゆみが持続しており色素沈着をしている。また、かゆみが強く額や腕に比較的新しいかいた跡が残っている。一番ストレスになっているのは額のかゆみで、外出時は恥ずかしいため前髪で額を隠していた。皮膚科に通い薬を使っていても一向に症状が改善されなかった。治療開始後すぐに症状の改善は見られたが、治療開始後14日後に好転藩ので痒みが出てきた。しかし、かゆみ強くなったというよりは、治療開始前に戻った程度で済んだ。その後は順調に症状が改善された。また同時に治療を行った多汗症もかなり改善されてストレスも軽減した結果さらにアトピーの症状が軽減していった。

同時に施術した症状:多汗症・手首の痛み

考察

アトピーの患者さんは、かゆみだけでなく見た目の悪化にも強いストレスを感じている。これは、周りが思っているよりも深く根深い問題である。今回の患者さんも額が気になって前髪で隠していたが、治療最終日には額が見えるヘアスタイルをしており大変喜んでいた。写真では色素沈着があるため大きく変化が見られなかったが、新しい傷ができていないことがかゆみが減った何よりの証拠であると思う。

症例6 12歳ごろからアトピー症状がでて、常にではないが発作的に急激にあかみとかゆみがでる 10代 女性

来院:2020年3月

概略

症状が強いところ 顔・肘・膝・鼠経・手のひら
症状悪化 1週間前
治療期間(頻度) 1か月半(週1回)
治療回数 5回
治療後 治療継続
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 22.6点 0点
かゆみ 22.6点 0点
熱感 0点 0点

 → 

 → 

病状と来院理由

12歳からアトピーと診断され、様々な皮膚科に通院した。発作的に出る症状についてその都度ステロイド治療を行っていたが、その場しのぎで症状が改善しただけという印象があった。薬に頼らずにしっかりと治療したいと思いアトピー専門の当鍼灸院のホームページをみつけて来院となる。

施術経過と内容

急激なあかみとかゆみを繰り返しており、その都度ステロイドで症状を抑えていた。肘の内側は色素沈着は見られるもの、顔などの肌質としては一見問題無いようにみえた。しかし、顔に症状が強く出ているときは学校に行くのも嫌で休みたいとお母さんに相談していた。指は写真の通り指紋もなく荒れており、鉛筆を持つのも億劫になるほどの状態でステロイドも効果がなかった。症状が悪化してから1週間という早い段階で治療ができたため大きく症状を改善できた症例。思春期は身体と精神が不安定になりやすい時期。ここの時点でしっかりと体質改善をすることで、大人になっても肌が良い状態で経過することも多い。モニター終了後も定期的に治療を継続することになった。

同時に施術した症状:冷え性・むくみ・こむら返り(毎晩)

考察

アトピーの患者さんは、自分にどの治療法が合うのかより、今症状を少しでも抑えたいという思いが強い。そのくらい余裕もなく本当につらい症状である。今回は患者さんとお母さんの強い思いから症状が劇的に改善が見られた。付随して他の症状を改善させたことにより、ストレスが改善されて結果アトピー症状が改善した。

いくらつらいと言ってもアトピーの症状だけにとらわれると結果として良い治療効果を生むことはできない。このような全身治療は鍼治療の得意な分野である。また多くのアトピー患者さんを治療していく中で共通(独特)の反応も見えてきた。もっと研究し治療効果を少しでも上げられるように研鑽していきたい。

症例5 小学生の時アトピーであったが、4年前から症状が強くなりステロイドが一切効果がなかった 40代 男性

来院:2020年3月

概略

症状が強いところ 顔・首・腕・手
症状悪化 4年前
治療期間(頻度) 1か月(週1回)
治療回数 5回
治療後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 65.6点 16.1点
かゆみ 67.7点 59.1点
熱感 23.7点 7.5点

 → 

 →

病状と来院理由

幼少期アトピーであったが、4年前より症状が強くなってきた。ステロイド治療をしていた症状の改善がなかった。家族がアトピー専門の当鍼灸院のホームページをみつけモニターを募集してたため鍼治療は受けたことがなかったが申し込んだ。

施術経過と内容

4年前からかゆみと赤みが悪化した原因は不明。ステロイド治療と食事にも気を付けていたがなかなか改善しなかった。カウンセリング、スキンケア指導をしながら施術を開始する。症状が悪化してから4年もたっていたため、症状の重い部分はモニターの5回では大きな症状の改善は見られなかった。顔は今までステロイドを塗っても全く効果がなかったが、鍼治療を始めてステロイドを試した結果症状の改善につながった。肌全体の状態が良くなってきているのを実感できたためモニター終了後も治療を継続することになった。

考察

顔や首、腕や手にアトピーの症状が出ていた。傾向として体の先端に行くほど治療の効果が出にくいことがわかってきた。また、今まで効果がなかったステロイド治療も、鍼治療をすることで全身の肌の状態が良くなるためか、ステロイド治療の効果が出やすくなり、結果早めに症状をとり脱ステもできることもわかってきた顔については全体的なあかみとかゆみ、むくみが大きく改善していることがわかる。

症例4 大人になってからアトピーになり、去年の秋口ごろから急激に症状が出てきた 40代 女性

来院:2020年2月

概略

症状が強いところ
症状悪化 4か月前
治療期間(頻度) 1か月半(週1回)
治療回数 5回
治療後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 100点 23.7点
かゆみ 73.1点 34.4点
熱感 73.1点 34.4点

 → 

病状と来院理由

大人になってからアトピーになり、不定期に症状が悪化し原因はわからない。様々な化粧水や肌に良いと言われるものを試したり、ステロイド治療をしていた症状の改善がなかった。インターネットでアトピー専門の当鍼灸院をみつけモニターを募集してたため半信半疑であったが治療を開始した。

施術経過と内容

かゆみと赤みが悪化した原因は不明。カウンセリング、スキンケア指導をしながら施術を開始する。症状が悪化してから4か月程度たってからの来院。適宜ステロイド治療や保湿もやってきたが効果が出ていなかった。週に1回の治療を行い、毎回の写真記録では段階的に良くなっているのが見て取れた。モニター終了後はセルフケアだけで症状が安定するようにして、症状が強くなりそうになったらすぐにひなかたに相談をするというゴールを決めて開始する。

考察

顔や手にアトピーの症状が出ていたが、外見的にわかる顔を中心として治療を開始した。顔や首の緊張が強く、顔の熱感も出ていることが分かった。この問題点を解決し、東洋医学の強みである全身の循環を良くする治療を行った。予想より早い好転反応として治療当日にかゆみ症状が強くなった。しかし、日を追うごとに顔の赤みが減っていったため効果を実感して、その後も治療を進めていった。

治療開始後2週間ほどで顔全体の赤みとかゆみ、むくみが明らかに良くなっていたブログ参照)。写真では目元を黒線で消しているためわからないがぱっちり二重に変化した。その後は治療間隔を伸ばしていき、モニター終了後はセルフケアだけで生活ができるようにカウンセリングをしていった。鍼施術と活法(古武術整体)が体に合っていたようで施術中ずっとリラックスをしていた。

鍼によって肌全体を良くし、自分で保湿をしっかりする。そして少し症状が強くなったと思ったらステロイドを使い、症状が軽くなったらすぐにやめるというのが自分に合っているという結論にいたった。自分の肌にとってどのようなケアが一番いいのか知ることはアトピー性皮膚炎にとってもっとも重要なことだと思います。

症例3 一昨年の秋ごろから急激に症状が出てきた 20代 女性

来院:2019年12月

概略

症状が強いところ 額、首
症状悪化 1年前
治療期間(頻度) 2か月半(週1回)
治療回数 10回
治療後 治療終了
治療コース フルケア
一番悪い状態を100点

無症状を0点とした場合(本人評価)

治療前 治療終了
あかみ 50点 0点
かゆみ 50点 0点
熱感 14点 6.5点

 → 

 →

病状と来院理由

小さいころにアトピー症状があったが、十数年間症状が落ち着いていた。去年の秋ごろから急激に症状が悪化したが、原因は不明。皮膚科を受診してぬり薬とデュピクセント(かゆみ止めの注射)を使用していたが全く改善しなかった。インターネットでアトピー専門の当鍼灸院をみつけモニターを募集してたため半信半疑であったが治療を開始した。

施術経過と内容

かゆみと赤みが悪化した原因は不明。カウンセリング、スキンケア指導をしながら施術を開始する。症状が悪化してから1年以上たってからの来院のため、ステロイド治療や保湿もやってきたが自分には効果がないと思っていた。治療計画としてはモニター終了後はセルフケアだけで症状が安定するようにして、症状が強くなりそうになったらすぐにひなかたに相談をするというゴールを決めて開始する。

考察

頭と首にアトピーの症状が強く出ていたことから、頭部や首の熱感や緊張が強く出ていることが分かった。この問題点を解決し、東洋医学の強みである全身の循環を良くする治療を行った。予想通り好転反応として治療開始から1週間程度であかみの症状が強くなった。鍼施術が体に対して効果が出ていることがわかり、その後も治療を進めていった。

治療開始後1か月ほど経過したあたりから全身の肌状況が明らかに良くなったのを患者さんが自覚しており、治療終盤では額の肌荒れやかゆみ、あかみがかなり減少しセルフケアででも十分対応できる状態になった。首はひっかき傷になっていたため肌の再生とともに少しずつ良くなっていくと説明しモニター終了となる。

鍼は狙ったところのかゆみやあかみにを改善できるだけでなく、全身の肌にもいい状況を作ることができる。今回の症例は、ぬり薬とデュピクセントだけでは効果がなかった症状に対して鍼施術を組み合わせることで症状が改善できた。

症例2 仕事のストレスでアトピー性皮膚炎が悪化した 30代 男性

来院:2019年9月

病状と来院理由

物心ついた時からアトピー性皮膚炎。学生時代は調子の良い状態が長く続いていたが、仕事をし始めてから気が付くと肌を掻いていると認識し始めた。主な場所は首と頭。皮膚科に行ってもらったぬり薬でを使っていたが、乾燥の季節になり仕事着であるスーツにコナやフケが付き外見も気になったため、インターネットで検索して当鍼灸療を知り来院となる。

主訴:首と頭のかゆみと乾燥。

施術経過と内容

かゆみの原因となっているのはストレス。仕事=ストレスになっているため、カウンセリングと施術の両面でアプローチをする。原因がストレスであることを考えても頭のかゆみはなかなか改善しにくい部分である。また、首も外気や衣服とのこすれ等常にストレスにさらされている部分であるためしっかりとした施術が必要である。しかしながら、症状が首より上に集中しているため体の血液などの通り道である首を集中的に施術する。来院者さんへはステロイドぬり薬と鍼施術、朝・夕の入浴やシャワー等をできるだけ行うように指導をする。

同時に施術した症状:肩こり・腰痛

施術頻度

施術1~5回目までは4日ごとの施術。

施術6~10回目までは14日ごとの施術。

計10回

考察

施術1回目から首や腰の辛さの改善は自覚できた。かゆみが少し改善を自覚できたのは3回目以降。仕事が忙しいため集中的な施術ができないことから、施術期間が長くなることをあらかじめ説明していた。さらに頭の症状は髪の毛があることからなかなか治りにくい。仕事=ストレスであったため、アトピー性皮膚炎が悪化する原因と付き合い続けなければならない。しかし仕事にたいする考え方を変えることでストレスを軽減することができるため、施術とともに重要なことであると考える。症状が悪化しそうになったらすぐに施術することで、施術回数を少なくすることができるので連絡が欲しいと説明し施術終了となる。

症例1 ステロイドのぬり薬を使用していたが、体への影響が少ない鍼灸施術が気になった 20代 女性

来院:2019年8月

病状と来院理由

物心ついた時からアトピー性皮膚炎。季節の変わり目になると、肌がカサカサ乾燥し痒みを感じる。主な場所は肘の内側と顔。今まではステロイドぬり薬を行ってきたが、あまり効果を感じることができなかったため鍼灸施術を試してみたくて、インターネットで検索して当鍼灸院へ来院となる。

主訴:肘の内側のかゆみと、顔及び全身の肌の乾燥。

施術経過と内容

肘の内側のかゆみと、顔の乾燥とかゆみがその主訴。かゆみ自体は血流や脳による信号、ヒスタミン等の理由が考えられるが、今回はその通り道に何らかの問題があるのではないかと考え触診をする。二の腕や前腕・首に緊張があり、また体に炎症が起きている方の特徴的反応もみられた。

東洋医学では、かゆみは熱の症状ととらえ、下から熱が昇って行止まる場所にかゆみが出現すると考えられている。これはアトピー性皮膚炎の好発部位と一致することが多い。

まずは、その滞りである筋緊張を解いていくことから始めるが、首は多くの人がコリを感じ、日常的に負担を受けやすい部分であるので重点的に施術を実施。

来院者さんへはステロイドと鍼施術、症状が強い時は朝・夕の入浴やシャワー等をできるだけ行うように指導をする。

同時に施術した症状:首こり・むくみ

使用した主なツボ:後渓R、ふくら2、下髎LR、強項R、上巨虚R

施術頻度

施術1~3回目までは2日ごとの施術。

施術4~5回目までは5日ごとの施術。

施術6回以降 月に1回の定期フォロー

考察

施術2回目に来院した時にはかゆみが減ったと実感がある。ステロイドも相まって経過順調ため4回目以降間隔をあけ、5回目には乾燥が主な主訴に変わった。むくみの施術を同時に行ったため、全身の循環が良くなり徐々に改善傾向がみられた。アトピー性皮膚炎の症状が落ち着いた時期に入ったが、本人よりアトピー悪化の予防と首・肩コリの目的の定期的なフォローを希望される。

アトピーは東洋医学の観点でも体の中の水と熱の循環が良くないことが理由に節々の痒みが引き起こされる。アトピー性皮膚炎は部分的な施術では改善することが難しく、全身をしっかり見ることが重要であると再認識した。

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