アトピー性皮膚炎の症例

症例3 去年の秋ごろから急激に症状が出てきた 20代 女性

来院:2019年12月

概略

症状が強いところ 額、首
症状悪化 1年前
治療期間 2か月半
治療回数 10回
治療後 基本セルフケアのみ

症状悪化時のみ通院

病状と来院理由

小さいころにアトピー症状があったが、十数年間症状が落ち着いていた。去年の秋ごろから急激に症状が悪化したが、原因は不明。皮膚科を受診してぬり薬とデュピクセント(かゆみ止めの注射)を使用していたが全く改善しなかった。インターネットでアトピー専門の当鍼灸院をみつけモニターを募集してたため半信半疑であったが治療を開始した。

主訴

首と額のかゆみとあかみ。

施術経過と内容

かゆみと赤みが悪化した原因は不明。カウンセリング、スキンケア指導をしながら施術を開始する。症状が悪化してから1年以上たってからの来院のため、ステロイド治療や保湿もやってきたが自分には効果がないと思っていた。治療計画としてはモニター終了後はセルフケアだけで症状が安定するようにして、症状が強くなりそうになったらすぐにひなかたに相談をするというゴールを決めて開始する。

同時に施術した症状:無し

考察

頭と首にアトピーの症状が強く出ていたことから、頭部や首の熱感や緊張が強く出ていることが分かった。この問題点を解決し、東洋医学の強みである全身の循環を良くする治療を行った。予想通り好転反応として治療開始から1週間程度であかみの症状が強くなった。鍼施術が体に対して効果が出ていることがわかり、その後も治療を進めていった。

治療開始後1か月ほど経過したあたりから全身の肌状況が明らかに良くなったのを患者さんが自覚しており、治療終盤では額の肌荒れやかゆみ、あかみがかなり減少しセルフケアででも十分対応できる状態になった。首はひっかき傷になっていたため肌の再生とともに少しずつ良くなっていくと説明しモニター終了となる。

鍼は狙ったところのかゆみやあかみにを改善できるだけでなく、全身の肌にもいい状況を作ることができる。今回の症例は、ぬり薬とデュピクセントだけでは効果がなかった症状に対して鍼施術を組み合わせることで症状が改善できた。

症例2 仕事のストレスでアトピー性皮膚炎が悪化した 30代 男性

来院:2019年9月

病状と来院理由

物心ついた時からアトピー性皮膚炎。学生時代は調子の良い状態が長く続いていたが、仕事をし始めてから気が付くと肌を掻いていると認識し始めた。主な場所は首と頭。皮膚科に行ってもらったぬり薬でを使っていたが、乾燥の季節になり仕事着であるスーツにコナやフケが付き外見も気になったため、インターネットで検索して当鍼灸療を知り来院となる。

主訴:首と頭のかゆみと乾燥。

施術経過と内容

かゆみの原因となっているのはストレス。仕事=ストレスになっているため、カウンセリングと施術の両面でアプローチをする。原因がストレスであることを考えても頭のかゆみはなかなか改善しにくい部分である。また、首も外気や衣服とのこすれ等常にストレスにさらされている部分であるためしっかりとした施術が必要である。しかしながら、症状が首より上に集中しているため体の血液などの通り道である首を集中的に施術する。来院者さんへはステロイドぬり薬と鍼施術、朝・夕の入浴やシャワー等をできるだけ行うように指導をする。

同時に施術した症状:肩こり・腰痛

施術頻度

施術1~5回目までは4日ごとの施術。

施術6~10回目までは14日ごとの施術。

計10回

考察

施術1回目から首や腰の辛さの改善は自覚できた。かゆみが少し改善を自覚できたのは3回目以降。仕事が忙しいため集中的な施術ができないことから、施術期間が長くなることをあらかじめ説明していた。さらに頭の症状は髪の毛があることからなかなか治りにくい。仕事=ストレスであったため、アトピー性皮膚炎が悪化する原因と付き合い続けなければならない。しかし仕事にたいする考え方を変えることでストレスを軽減することができるため、施術とともに重要なことであると考える。症状が悪化しそうになったらすぐに施術することで、施術回数を少なくすることができるので連絡が欲しいと説明し施術終了となる。

症例1 ステロイドのぬり薬を使用していたが、体への影響が少ない鍼灸施術が気になった 20代 女性

来院:2019年8月

病状と来院理由

物心ついた時からアトピー性皮膚炎。季節の変わり目になると、肌がカサカサ乾燥し痒みを感じる。主な場所は肘の内側と顔。今まではステロイドぬり薬を行ってきたが、あまり効果を感じることができなかったため鍼灸施術を試してみたくて、インターネットで検索して当鍼灸院へ来院となる。

主訴:肘の内側のかゆみと、顔及び全身の肌の乾燥。

施術経過と内容

肘の内側のかゆみと、顔の乾燥とかゆみがその主訴。かゆみ自体は血流や脳による信号、ヒスタミン等の理由が考えられるが、今回はその通り道に何らかの問題があるのではないかと考え触診をする。二の腕や前腕・首に緊張があり、また体に炎症が起きている方の特徴的反応もみられた。

東洋医学では、かゆみは熱の症状ととらえ、下から熱が昇って行止まる場所にかゆみが出現すると考えられている。これはアトピー性皮膚炎の好発部位と一致することが多い。

まずは、その滞りである筋緊張を解いていくことから始めるが、首は多くの人がコリを感じ、日常的に負担を受けやすい部分であるので重点的に施術を実施。

来院者さんへはステロイドと鍼施術、症状が強い時は朝・夕の入浴やシャワー等をできるだけ行うように指導をする。

同時に施術した症状:首こり・むくみ

使用した主なツボ:後渓R、ふくら2、下髎LR、強項R、上巨虚R

施術頻度

施術1~3回目までは2日ごとの施術。

施術4~5回目までは5日ごとの施術。

施術6回以降 月に1回の定期フォロー

考察

施術2回目に来院した時にはかゆみが減ったと実感がある。ステロイドも相まって経過順調ため4回目以降間隔をあけ、5回目には乾燥が主な主訴に変わった。むくみの施術を同時に行ったため、全身の循環が良くなり徐々に改善傾向がみられた。アトピー性皮膚炎の症状が落ち着いた時期に入ったが、本人よりアトピー悪化の予防と首・肩コリの目的の定期的なフォローを希望される。

アトピーは東洋医学の観点でも体の中の水と熱の循環が良くないことが理由に節々の痒みが引き起こされる。アトピー性皮膚炎は部分的な施術では改善することが難しく、全身をしっかり見ることが重要であると再認識した。

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