めまいの症例

症例2 めまい 女性 30代

来院

2018年11月

症状と来院理由

数日前からめまいがひどく仕事や家事・育児に支障が出ていた。仕事が忙しいこともあり、地下鉄駅から近くて夜遅くまでやっており、仕事帰りに寄れる鍼灸院を探していたところホームページを見つけて来院。

主訴

めまいが強く、種類(回転性か浮遊性)の判断がつかない状態。急に振り向いたり、寝たり起きたりするとめまいが強くなってしまう。めまいの他は首肩こりや目の疲れが慢性化している状態だったが仕事が忙しくなかなか施術に来ることができなかった。

施術経過と内容

首を触れると、胸鎖乳突筋にはあまり筋緊張長く、起立筋の左側に強い緊張が見られた。

頭の移動するとめまいが強くなることから、なるべく動かさないように施術を始めた。1回の施術で症状が自覚症状として8割程度軽減したこともあり、1回の施術で終了となる。

使用した主なツボ

中髎L・承山L・足太陽L

考察

めまい症状の発症から施術まであまり時間がかからなかった症例である。そのため、めまい症状も1回の施術で終了することができた。発症から早期に施術することで、施術回数も少なく、来院者さんの身体的、精神的、経済的負担を減らすことができた。仕事をもち忙しい中でも頑張っている人たちを支えるため、今後も啓発活動を積極的に行っていきたい。

 

症例1 回転性のめまい 女性 40代

来院

2017年9月

症状と来院理由

数年前からめまいと耳鳴りがあり、病院にて感音性難聴と告げられている。肩こりも昔から感じており、その都度マッサージを受けて一時的に改善していた。めまいは悪くなったり良くなったりを繰り返し症状と付き合ってきたが、最近になってめまいが強くなり思い知り合いに当鍼灸院を紹介され来院。

主訴

回転性のめまいが強く、上を見上げていると症状が治まる。下から上を見る動きや、急に振り向くなどするとめまいが強くなってしまう。めまいの他や耳鳴りの症状もかなり前からある。最近は眉間部の頭痛もあり、仕事に支障も出ているため困っていた

施術経過と内容

首をさわると、胸鎖乳突筋と起立筋は右側に強い緊張が見れら、側面は左側に強い筋緊張があった。全体的に肩こりもひどく自覚している。

初回時左手と右手と右足あるツボに鍼を行い、首と肩の筋緊張が和らいだ。しかし、左右の手に鍼をしている間はめまいが増強した。施術後は、首の回旋や首肩の押圧痛の軽減が見られ、めまいも緩和したと自覚することができた。

2~4回目にかけて肩と背中の筋緊張の改善と中心とした施術を実施し、4回目の施術終了後、めまいが施術開始時に比べ1割以下に軽減したと報告を受けたため施術終了となる。

使用した主なツボ

合谷R・内谷R・項強R・太衝R・六谿L

考察

症状の発症から施術開始まで時間がかかった症例である。今回のめまいの原因は首と肩の筋緊張と感音性難聴であったと考えられる。原因の一つが感音性難聴難聴だった場合、発症が古く感知が難しい。しかし、首と肩の筋緊張を取り除くことにより、めまい発作の回数が激減。

今では、日に何回かめまいを自覚する程度まで改善が見られる。仕事柄緊張を強いられる場面が多く再発の可能性が高いと考えられるが、集中的な施術は4回で終了となる。

難聴症状がでてきてすぐであれば、異なった結果になっていたかもしれない事例だったため、今後は啓発活動も積極的に行っていきたい。

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【札幌の皮膚と自律神経の専門鍼灸院】キュアスポットひなかた
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