石灰性腱炎・腱板断裂

石灰性腱炎

40~50歳の女性に好発します。腱板内部にリン酸カルシウムの結晶(石灰)が沈着することで肩の内部に炎症が起きる状態で、関節周囲炎の一つとされています。石灰の沈着しやすい場所もあるため特定の運動が制限される場合があります。急激に発症して、自発痛や運動痛、夜間痛など五十肩と似たような症状です。しかし、発赤や熱感、白血球の上昇という炎症症状が顕著であり、レントゲンにも写るので比較的診断がつきやすいのも特徴です。1~2週間ほどで自然治癒することもありますが、症状が強いときは医療処置が必要となります。

腱板断裂

40歳以上の男性に好発(6:4)し60歳代が発症のピークになります。腕を上げることはできるが力が入りにくいのが特徴です。運動痛と夜間痛が特徴で、加齢や肩の運動、外傷が原因であると考えられています。年齢により腱板のしなやかさが違うため、年齢とともに増加する傾向があります。50代以上は肩の捻挫や急に手をついたりしても断裂を起こる可能性もありますが、高齢者では自然に断裂するケースもあります。

断裂にも「部分断裂」と「全層断裂」がありますが、全層断裂は自然治癒しないと考えられています。

検査機器や、徒手での評価も有用とされているため、自己判断せずにお早めにご相談ください。

参考文献

1)標準整形外科学

 

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【札幌の皮膚と自律神経の専門鍼灸院】キュアスポットひなかた
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